介助による立ち上がり

しかし、足から膝までの下腿を介助者の下腿でクロスするようにして接触していますと、筋力の弱った高齢者はより安心して前方へ倒れ込んで立ち上がれるようになります。力で立ち上がる自力でベッドサイド端座位から立ち上がる方法と床から立ち上がる方法について述べます。自力でベッドから立ち上がるベッドサイド端座位の状態から自力で立ち上がる方法は介助による立ち上がりと似ていますが、横や前方に介助者がいない分だけ自分で力を入れたり、立ち上がったあとパlにつかまるなり、バランスをとるのに工夫が必要となります。①まず、ベッドサイド端座位での座る位置を浅くするため、ベッドの端、すなわち前方へにじり寄ります。そうしますと膝を直角以上に曲げることができ、足底を深く後ろのほうに置けます。②続いて、おへそをのぞき込むような前傾姿勢をとり、前に倒れ込むのと同時に膝を伸ばし、股関節を伸ばしてバランスをとりながら立ち上がります。③そして、ある程度立ったところで腰を伸ばして正しい姿勢をとります。立ち上がる際に膝や股関節を伸ばす筋力が弱い場合は、両手でベッドの角をおさえて力を入れる横にトランスファーパーなどがあれば、それを握って上体を押し上げるようにするなどが有効な方法といえます(図的ω) 。立ち上がった後はパ!につかまるなり、杖をつかむなりの支援機器の助けを借りる必要があります。自力で床から立ち上がる今度は、自力で床から立ち上がる方法について述べます。川身近に台を用意する床から立ち上がるには、-mωm前後のしっかりとしたコーヒー-テーブルや台を近くに用意すると動作が容易になります。まず、台の側で横すわりとなります。このとき、片方の上肢下肢が麻揮していれば、麻揮のないほうの手足が台のすぐそばにくるようにいざり寄って体位を整えます。健側の手を台の上に乗せて台を押しながらからだを前傾しますと、自然に腫阿部が持ち園田 端座位から自力で立ち上がる方法上肢や下肢に片麻癖があっても床から台を使って自力で立ち上がる方法図24上がり、健側の膝立ちにもっていけます。続いて麻痔側の膝を健側の膝に揃えて両膝立ちとなり、一呼吸おいて体位を安定化させます。その後、再び手で台を押してからだを前傾しますと、健側の膝に入っていた力をゆるめることができますが、このタイミングに健側の足首を底屈位から直角、さらに背屈させて足底の前半分を床につけるようにします。手にカを入れて肘を伸ばすとともに、膝を伸ばし高四つ這い(麻簿の状態によっては二つ這い、三つ這い)の状態をとり、啓部が高く上がった状態でからだを台の方向に向けます。