要介護高齢者

いうまでもありませんが、介助をする人やご家族の方は、絶えず身近かにいて見守っていて下さい。信頼できる人の見守りが安心感を与え、何よりの力になります。浮前き傾上姿が勢らか官らる重する自力でベッドサイド端座位から立ち上がる際も、床(布団や畳)から立ち上がる際も、共通している点は、.上体を前傾して体重の中心を浮き上がらせるようにすることです。このとき、恐怖感が支配して後ろへの付反って逃避するような体位では立ち上がれません。安心感を与えて下さい。一方床から立ち上がる際、台を使った場合も使わない場合も共通している点は、まず上肢に体重をかけ続いて下肢に体重をのせさらに上肢に力を入れて立ち上がり.下肢で踏ん張るといったように、荷重を上肢←下肢←上肢←下肢と交互に移しつつ、重心を低い所から高い所にもっていくことです。片麻揮のある要介護高齢者の自力で床から立ち上がる方法図26①良いほうの足を麻癖側の膝の下に入れ、良いほうの手を床についてからだを安定化させますo@その姿勢力、ら前傾して良いほうの足のつま先を立てて腰を浮かせます。そして良いほうの腕でからだを支さえながら両方の膝を伸ばします。立ち上がる際に素速く机やタンスにつかまったり、側に置いておいた杖を持って姿勢の安定化を図ります。斗ち上がるプラス面、マイナス面多くの晴乳動物の中で、人類は二本足で立ち上がって歩く珍しい動物です。晴乳類が地球上に発生したのは1億5000万年前とも2億年前ともいわれていますが、その後、晴乳類は豹のように陸上を素速く駆けまわるなど四本足で移動するのに適したように骨格を進化させてきました。この進化の過程で500i400万年前に猿から枝分かれした人類は、突然二本足で直立歩行を始めたのです。二本足で立ち上がった代償の肩こり、腰痛、転倒現在の人類の骨格は、人類の進化の過程のω倍も印倍も長い期間における四足歩行の晴乳動物の体形を色濃く残していますので、骨格構造の点では立ち上がるのに不利な面が種々あります。それは肩と腰に顕著にみられます。人類の肩は、前肢を大きく使って歩く四足歩行の動物とは異なり、重い上肢を下垂するだげの役割しかしていません。肩を使わないために肩関節周囲の筋肉は痩せ衰え、血液の流れも少なくなり、すぐに硬く拘縮してしまいがちです。中高年になりますと肩関節の動きが悪くなり痛みを生じるといった「有痛性制動症」、すなわち五十肩になりやすいのはそのためです。